「正しい」とは、どういうことか?
とりあえずいつものようにググって見ました。
・形や向きがまっすぐである。
・道理にかなっている
・道徳・法律・作法などにかなっている
これらの答えは、正しいの本質的な意味ではなく、正しいの使い方や特徴について示しているだけです。
1+1=2。
これは、数学の世界においては、必ず正しいですよね。
というのは、これは、人間独自の価値判断で判断するようなことではないからです。
でも、
彼の意見は正しい。
これは、どうでしょうか。
彼の意見が正しいと思う人もいるし、そうでない人も必ずいます。
これは、人間独自の価値判断で判断するからです。
さてでは、本題の「正しい」とは、どういうことか?
「正しい」と判断する時、人は、よい気分を感じます。
一方
「正しくない」と判断する時、人は、悪い気分を感じます。
つまり、「正しいか正しくないか」は、人間がそれについて気分よく感じるか、悪く感じるか。
こう思います。
「なんか、説得力がない感じがする」
と思うかも知れません。
ですが、あまり難しい言葉を使って、「正しい」を定義しても、余計に複雑化してしまいわからなくなります。
結局、「正しい」と思うなら、それは、自分の考えと同じであり、「正しくない」と思うなら、それは自分の考えと違うということです。
さらに言えば、自分が正しいと思うことは、自分が価値があるということであり、自分が正しくないと思うことは、自分が価値がないということにもつながります。
自分は価値がある。こう思うと気分はよくなります。
自分は価値がない。こう思うと気分は悪くなります。
正しい、正しくない。
結局、人次第でどうにでも変わります。
相対的です。
一方、先ほどいった数学の例は、数学の世界においては、絶対的な正しさです。
でも、マジックの世界だったら、1+1==3や他の答えになるかも知れませんので、絶対的に正しいとは言えないかも知れませんね。
要するにどのような視点から、「正しさ」を見るかにより、どう見えるかが変わります。