あなたは、苦しいとか辛いとか思ったことはないでしょうか?
私はあります。
苦しくて辛くて、逃げ出したい、誰かに助けてもらいたいと思った事が何度も。
今回は、その方法について私なりに語っていきます。
まず、苦しみや辛さを引き起こす原因について深く理解することです。
「誰かのせいで、とか、何かのせいで、私は苦しい、辛い」
こう思っているとしたら、それは間違いです。
まず、苦しい、辛いという感情を引き起こしているのは、自分です。
「そんなことはない」
こう思うかも知れませんが、そうなのです。
これをよく理解したいなら、アドラーの課題の分離を調べるといいでしょう。
自分の苦しみ、辛さは、自分が引き起こしている。
この前提で、自分の何が辛さや悲しみを引き起こしているのかを内観します。
まず、苦しみや辛さを感じます。感じるのがしんどいかも知れませんが感じます。
そして、自分に問います。
「なぜ、辛いのか?なぜ、苦しいのか?」
例えば、自分の子供がなくなって辛い場合です。
辛くて食べ物も喉が通らない。悲しくてどうしようもない。生きる気力もない。
「なぜ、辛いのか?なぜ、苦しいのか?」⇒「子供が死んでしまったから」
「子供が死ぬとなぜ辛いのか?」⇒「愛している存在がいなくなるから」
「愛している存在がいないとなぜ辛いのか?」⇒「自分が愛する対象がいないことが辛い」
このように何度も問いかけを続けることで、本当の原因が見えてきます。
「愛する対象は自分の子供じゃないとダメなのはなぜでしょうか?」⇒「自分の子供しか、強く愛せないから」
ここからは、バイロンケイティさんの4つの質問をしていきます。
「それは本当ですか?」⇒「はい」
「その考えは絶対本当ですか?」⇒「はい」
「その考えを信じる時、(あなたは)どのように反応しますか?」⇒「その通りだと思います」
「その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?」⇒「他の人も子供同様に愛せます」
自分の子供以外の人=他人とします。
バイロンケイティさんの置き換えです。
私は他人を愛すべきだ
私は他人を愛すべきではない(現実:子供だけを愛する)
他人は、私を愛すべきだ
他人は、私を愛すべきではない
この結果からわかることは、子供だけを愛の対象としてしまうことで、辛い、苦しいと感じてしまっていることです。
もし、子供以外の誰かを子供同様に愛すことができたら、辛い、苦しい気持ちはなくなっていきます。
愛する対象は何でもよいでしょう。
動物でもいいし、他の家族でもいいし、他の子供でもいいと思います。
あなたが、愛することができればいいのですから。
今回は、バイロンケイティさんのやり方を利用していますが、他の方法もいろいろあるかと思います。
大事なのは、自分のハートの声を聴き、自分が何を信じているか、どんな考えを持っているかを知ることです。
そして、その信じていること、考えが本当なのか、その信じていること、考えていることが変えられないのかを
じっくり吟味してみることです。
苦しみや辛さは、あなたが持っているその信じていること、考えを変えることで、なくなります。
つまり、苦しみや辛さはあなたが作っているものでそれは、あなたの考えや信じていることに他なりません。
だから、自分で対処できるということです。