「人間は誰しも孤独だ」
このように言われます。
確かに、心の中は一人ですから孤独と言えば孤独なのかもしれません。
ただ、一人であっても孤独を感じない時は、感じませんから物理的に一人だからといって必ずしも孤独を感じるとは限りません。
孤独を感じる時は、「自分が孤独であると感じた時」です。
私の経験からは、孤独を感じる時には
・生きることが満ち足りていない時
です。
例えば、
・仕事が忙しくて充実し同僚や上司といい関係である
・趣味が楽しく時間が経つのも忘れる
・生きがいがあって毎日が楽しい
・家族が皆元気で仲がよい
・仲がよい友人に恵まれている
・etc
このような時には、孤独であるとは感じにくいと思います。
逆に言えば、
・仕事が面白くないし同僚や上司と仲が悪い
・無趣味で家でやることがない
・生きがいがないので毎日がつまらない
・家族が病気で、皆ばらばら
・仲がよい友人が一人もいない
・etc
このような時は、孤独感を感じやすいはずです。
もし、孤独感を感じないようにしたいのであれば、まず
「自分がどんな時に孤独感を感じやすいのか?」
を知ることが大事です。
これは、つまり自分が何を一番大事にしているかを見つけることでもあります。
私の場合は、やはり「人とのつながり」です。
私のことを受け入れてくれる人が笑顔で元気であることが一番の願いなので、これがなくなってしまった時に一番悲しいでしょうし、孤独感を感じると思います。
なので、「私のことを受け入れてくれる人」がたくさんいるほど、私にとっては孤独感を感じにくくなります。
では、私のことを受け入れてくれる人を増やすにはどうしたらいいか?
それは、「私が受け入れる人を増やすこと」です。
これが一番の近道です。
ですが、一番難しいことでもあります。
結局、他人を受け入れる自分の価値感と向き合うことになります。
一般的に特定の自分の価値感が他人を受け入れるのに抵抗をします。そして、この価値感がなくなった時に、抵抗はなくなり苦もなく受け入れることができるようになります。
もし、どんな価値感もなかったらとても楽になります。
価値感を別の言葉に置き換えると「欲求」です。
これって、釈迦が「苦しみをなくすためには欲を滅することが必要だ」と語ったのと同じことです。
ただ、多くの人はすべての欲求をなくそうとはしないと思います。なぜなら、欲を満たすのも今生に生きる目的のはずだからです。
そういう意味では、本当にしたい欲求以外はできる限り自分の欲をはずしていくことが、苦しみが最も少なくて楽に生きるための方法なのではないでしょうか。
これはつまり、欲を広げずに、自分が最もワクワクすることだけやってればいいってことですね^^。