蒸し暑い日って、確かに眠くなりますよね。その理由は、主に以下の3つが挙げられます。

1. 体温調節

暑いときは、体内の熱を逃がそうと、汗をかいたり、皮膚の血管を広げたりします。しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温が下がりづらくなります。そのため、体は体温を下げるために、より多くのエネルギーを使わなければならなくなり、疲労感や眠気を感じやすくなるのです。

2. セロトニンの分泌

セロトニンは、体内時計を調整したり、気分を落ち着かせたりするホルモンです。日光を浴びるとセロトニンの分泌が促進されますが、暑さによっても分泌量が増えることがわかっています。セロトニンには、眠気を誘導する作用があるため、蒸し暑い日に眠くなる理由の一つと考えられています。

3. メラトニンの分泌

メラトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれるホルモンです。一般的に、メラトニンの分泌は夜になると増加し、朝になると減少します。しかし、高温多湿な環境では、日中にもメラトニンの分泌が促進されることがわかっています。そのため、蒸し暑い日には、本来なら活動している時間帯にも眠気が襲ってくることがあるのです。

4.その他、考えられる要因

脱水症状:暑さで汗をかくと、体内の水分や塩分が失われます。脱水症状になると、脳の働きが低下し、眠気を感じやすくなります。
自律神経の乱れ:暑さや湿度によるストレスは、自律神経を乱し、倦怠感や眠気などの症状を引き起こすことがあります。

なので眠くなるのも仕方がない。

できれば冷房などを適切に使い適切な温度と湿度を維持するとよいでしょうね。