NHKの心の時代の「日本仏教のあゆみ~信と行」の6回シリーズを見て。
日本の仏教、禅宗はいろいろな変化を経て、
「この身このまま救われる」
に至ったのだと考えられます。
元々は、
・悟るためには修行が必要だ
・悟るためには念仏を唱えればいい
このようになんらかをしないといけないという前提があったと思いますが、それが何も不要だということ。
これは、今の悟り、スピリチュアルの世界でよく言われる
「ありのままでいい」
これと同じことなのかなと思います。
でも、「ありのままでいい」、この意味がわからないという人がいるようです。
なぜなら、「ありのままでいい」なら自分の好きなことをして人の迷惑をかけたり、欲望のまま悪いことをしてもいいのか?
このようにも考えられるからです。
でも、これは考え過ぎです。まあ、考え過ぎてもいいいのですけどね。
例えば、花。これはただ花として生きているだけで、ありのまま花のままです。草になろうとしたり、木になろうとしてません。ありのままでです。
これと同じことです。
ありのままでいいのですから、あなたはあなたとして存在しているのだから、存在しているあなたのままでいい。
こういうことです。
別の言い方をすると、許されているってことでもあります。
また他の言い方ですと、受容されていることでもあります。
ありのままでいいのですから、判断はないんです。
具体的な生き方としては、「こだわりがない、恐れがない、今を生きている」ということです。
ありのままでいるのが難しいのは、欲望、恐れがあるためで、エゴを自分だと思っているためです。
エゴはありのままでいられないですが、生命はありのままです。