中村 元さんが翻訳した『ブッダの心理のことば・感興のことば』を読みました。
この本、昨日紹介した『この人を見よ ブッダ・ゴータマの生涯』と同時に借りてきた本。
他にも2冊、すなわち4冊をまとめて借りてますw。
最初、この本を読んでわかりにくいし単に単文の羅列なので、ざーと読むしかないと思いました。
量が半端なく多いんですよね。
でも、すごく心に突き刺さる言葉が出てきたりします。
なので、私にとっては良書。
何気なく、パッと本を開いて1つの文章を読んだ時にも、何らかの気づきがあるかもしれません。
じっくり読むというよりも、気づいた時に読んでみるとか。
ブッダは、徹底的に理論の人という感じです。
感情に流されないんですよね。
だから、「愛からも離れよ」と言ってます。
でも、慈悲を施せとも言ってます。
つまり、ブッダの言う愛と慈悲は別のものです。
増谷文雄さんの「仏陀のことば」という本の中で、慈悲の慈は、元々、共感とか関心があるという意味があるそうです。ですから、人間愛に近いのかなと思います。