「つながり」
大事ですよね。
家族とのつながり
恋人とのつながり
友人とのつながり
同僚とのつながり
…
これらは人のつながりですが、つながりは何も人に限ったことじゃないですよね。動物とのつながりもありますし、植物とのつながりもあります。
昨今では犬や猫を飼う人が増えてきました。そしてペットに対して人と同じぐらいにつながり感を持つ人が増加することで、ペットが亡くなった時に家族が亡くなったのと同じぐらいに精神的に落ち込んでしまう人も多いようです。
また、時には生きているものではなく、仕事だったり、趣味に対してつながりを持つ人もいると思います。
だから、定年になって仕事がなくなるとつながり感が減ってしまって、うつ病などになってしまう人もいますし、老化が加速します。
つながりは、ある意味「生きる糧(かて)」とも言えるのでしょう。
だとしたら、逆に辛さや悲しみや怒りにさいなまれている時には、この「つながり」が不足しているのだと思います。
ですから、ネガティブな感情を感じている時、意図的にこの「つながり」を深めたり増やすことで、これらの感情から早く脱出できるはずです。
私自身は、今まであまりこのつながりを重視してなかったと思います。というか、つながりの大事さに気づいてなかったんです。
私はどちらかというと、人以外のつながりにばかり目を向けていました。ですので、交友関係は少なくて、物や事とのつながりを深めていました。
ですが、人と物や事は違います。自分が人なのですから、最初にすべきことは人とのつながりであると、今は思います。
人のつながりはとても愛おしく素晴らしいものですが、一方で悩みの原因にもなる厄介なものでもあります。
ですが、人は人なしでは生きていけません。だからこそ、たとえとても面倒であっても人は人との「つながり」を求めます。
さて、この一筋縄ではいかない「つながり」とは一体何なのでしょうか。
私にはつながろうとする気持ちは、本能的なもの、遺伝子が求めるもののように思えます。
そして、つながろうとすることは、1つになりたいという気持ちの現れです。
人はつながることで、より満足感、充足感、安心感、幸福感を味わいたいのだと思います。つまり、逆に言えばつながってない状態は、不満足、未充足、不安、不幸であるということでもあります。
だとしたら、人が今すべきことは、この「つながり」を深めること、広めること。
これだけでしょう。
生きているうちに、これだけに意識を向けているだけで、人生は充実するはずです。
ただ、簡単なことではありませんし、楽しいことばかりではない道です。
だからこそ、面白いとも言えます^^。