「自分は自分、他人は他人。比べてもしょうがないし、比べない方がいい」
これって、よく言われることだし内容自体に異論はないと思います。
だって、数字の2と3を比べても意味ないですよね。どちらがいいとか悪いとかないし、これと同じです。
ただ、なぜか人は他人と比べてしまって時には優越感を感じ、時には劣等感を感じてしまう。
他人と比べる理由は、そこに欲求があるから。
・他人より優れていたい
・他人より損したくない
・他人より幸せでいたい
・他人よりきれいでいたい
・他人よりお金持ちになりたい
・他人より健康でいたい
・他人より長生きしたい
・etc
まだまだたくさんあります。
これらの欲求の源(みなもと)は、何でしょうか?
それは、「心地よい感情を味わいたい、心地よくない感情は味わいたくない」ということです。
ある意味、感情にコントロールされてます。この感情がどのように生じるかというと、自分の「信念、思い込み、価値感、考え方」です。
なので、これら「信念、思い込み、価値感、考え方」を変えることで、感じ方が変わります。
また、「信念、思い込み、価値感、考え方」が一切なければ、感じなくなります。
他人と比べてしまうのは、自分と他人が関わることに関しての特定の信念、特定の思い込み、特定の価値感、特定の考え方などがあるからです。
例えば、
・誰もが絶対平等に扱われるべきだ
という価値感を持っていれば、平等に扱われない時に怒りや悲しみの感情が沸いています。
でも、
・平等に扱われなくてもかまわない
という価値感を持っていれば、たとえ不平等に扱われても、怒りや悲しみの感情は沸きません。
他人と自分を比べることは悪いことではありませんが、それが自分を苦しめているとしたら、比べない方がよいと思います。
他人と自分を比べないようにするには、自分の中の「信念、思い込み、価値感、考え方」を探求してみるといいです。
単に気づくだけでも、自分に変化が生じます。
そして、それを手放すと苦しみは終わります。
もし、手放せないなら苦しみは続きます。