「あの人は私の気分を悪くさせる。あの人がいなければ…」
あなたは、こう思ったことないでしょうか。
仕事の上司、仕事仲間、ご近所さん、学生時代の同級生、子供のママ友、…。
自分の身近にいる人で、この人と話していると気分が悪くなってしまうような人は、誰にでもいると思います。
だから、その人さえいなければ、もしいたとしてもその人が嫌なことを言ったりしなかったら、自分の気分が悪くならず、気持ちよく過ごせるのに…と。
ですが、現実はこうはいきませんよね~w。
さて、自分の気分を悪くさせるのは、本当にその人なのでしょうか?
いろいろなケースがあるので一概に言えないこともあると思いますが、たいていの場合は、
「自分の思い込み、考え方、執着」
が嫌な人を創り出しています。
つまり、自分の気分が悪くなる張本人は、自分自身です。
たぶん、納得がいかないこともあると思うのですが、本当の原因をとことんまで考えると、結局、自分自身が源であることがほとんどです。
このように自分が自分の嫌な気持ちの源であると気づくと、自分が変化します。
以前なら、「あいつのせいで私が嫌な気分になるんだ」と、心の中に嫌な気分、怒り、恐れなどを抱いていたのに、自分が原因だと気づくことで、そのような気分がスッキリとなくなります。
つまり、自分が源であれば、自分ででどうにかできると思うので、自分自身がパワフルに感じ、嫌な気分が次第に消えていくんです。
これが、逆にいつまでも他人のせいにしてしまうと、他人がいる限り自分の気分はいつまでも晴れません。
だから、とても辛くて苦しいのです。
人間関係で苦しむのはたいていがこのパターンです。
ただ、私は嫌な人間関係があっても、他人のせいにせず自分がその源だと思いなさいと言っているわけではありません。
自分が源だというふうに考えた方が、楽になるということを言っているだけです。
どのように自分の人間関係をとらえるかは、その人次第ですし、その人にしか決められません。
また、どうしても自分のせいだと思えないならそれはそれで仕方がないことです。
私個人としては、苦しみを感じる生き方よりも苦しみを感じない生き方を選択したいと思いますし、世の中の人が苦しまない生き方を選択したら、嬉しいなと思っています。