あなたにとってこの世界はどのように見えるでしょうか。

・正直者が馬鹿を見る世界
・不正がはびこる理不尽な世界
・外を歩くだけで危険な不安な世界
・誰もが親切で居心地がよい世界
・自然が美しく理想的な世界
・etc

人それぞれだと思いますが、どのように見えてもその人がそう見えるなら、それがまさしくこの世界です。

逆に、他人から見える世界は自分には見えません。なぜなら、人は同じ視点、価値感、考え方ではないからです。

つまり、100人が100人の独自の世界観を持ってこの世界を見ています。結局、世界がどう見えるかは自分次第ってことです。

もし、すべての価値感や考え方をなくしていくと、この世界はただ存在して変化しているだけの世界となります。

食べ物にたとえると味がなく、絵画にたとえると色がなく無色です。

たぶん、これが仏教でいう空ってものだと思います。ただありのままに存在して単に変わっていくだけだからです。

この視点で世界を見ると、世界がそのままで完璧で何も変える必要がありません。

なぜなら、変えようとも思わないからです。そのままで過不足なくOKだからです。

もし、このように”今”の完璧性に気づけたら、世界はどう見えるのでしょうね。

このような視点だと、憂いも不安も恐れもなくて心は安らかなのですから、世界も同じように見えるのではないでしょうか。