欲望。
人が誰でも持っているものです。
ですがなぜ欲はあるのでしょうか?
欲は存在と結びついています。
つまり、人が存在することが欲を生み出したということです。
人が存在するためには、いろいろなものが必用になってきます。
そして、存在するかしないか、存在を認知することに関わってくるのが、感覚です。
感覚は、五感で感じますが、五感の基準は基本的に、快と不快になります。
* ここでは不快でなければ快とします。
快を継続することは、存在を継続することになり、不快を継続することは、存在の継続できないことです。
例えば、怪我をして足が痛いとします。これは不快なことです。足が痛いことは、生存にとっては不都合となります。
一方、足が痛くないなら、生存には好都合です。足は何も問題がないからです。
このように人は感覚があり、感覚は快と不快を区別して、感覚が快ならばそれを継続しようとする力が働き、感覚が不快ならばそれを回避しようとする力が働きます。
これが、欲です。
ですので、欲は人が存在する限りなくなりません。
では、人が存在したくないと思った場合は欲はないのでしょうか?
いいえ、存在したくない場合も欲はあります。存在したくないという欲があるからです。
欲がないのは、何も存在してない時だけです。