過去が過ぎ去っていくことが怖いと感じ、ググってたら「歎異抄」というキーワードにぶち当たりました。
で、NHKの「100分 de 名著」という番組があったのを思い出し、録画していたものを再見しました。
すっかり忘れてたw。
歎異抄は、親鸞の弟子の唯円が記したものとされています。
なぜ、唯円が歎異抄を書いたのかというと親鸞の死後、親鸞の教えが間違って解釈されそれを憂えたためだそうです。
で、歎異抄って何?ってことなんですが、まとめると
・誰でも念仏を唱えれば(唯円に言わせると信じれば)往生できる。
・阿弥陀仏が悪人でさえも救ってくれる
・信心とは信じる心ではなく信じさせていただく心
*念仏とは南無阿弥陀仏(意味:阿弥陀仏におまかせします)。
*往生とは現世を去って仏の浄土に生まれることです。
*悪人とは修行で悟りを得られない人、つまりほぼすべての人間。
*阿弥陀仏が悪人でも救うのは「絶対の幸福に救う」という本願を立てているからです。
これは要するに「信じるものは救われる」といういわゆるキリスト教的な教えに近いものです。
また、阿弥陀仏の思いはキリストの無条件の愛に通じるものを感じます。
仏教の世界は深いですね(*^o^*)。