今、日本は大家族ではなく核家族化しています。
家族に関して言えば、昔に比べ物理的距離が離れていっているということです。
そして心理的距離については核家族間では強まっている家族もあるし、逆に弱まっている家族もあります。
強まっている家族は、豊かで幸せな生活を送ることができる可能性が高いです。
逆に弱まっている家族は、豊かではなく不幸せな生活を送る可能性が高くなります。
なぜなら、つながりが豊かさ、幸せの源泉だからです。
ですので、今のような家族形態を変えていく方がよいかと思います。
それは、核家族で生活をしたとしても、物理的距離を近くすることです。
具体的に言えば、子供夫婦と親夫婦が近所に住むということです。
この場合、物理的距離はそこそこ近いため、心理的距離が近くなります。でも、近すぎないために、煩わしさが軽減されます。
そして、距離が少し離れているために客観的に観ることができます。
同居は物理的距離が近すぎるため、心理的距離が近くなり過ぎてトラブルが発生する可能性が高くなります。
お互い感情的になりがちです。
どのぐらいの距離が適切かは人によって違うと思います。
物理的距離が同じ町内、同じ市内、同じ県内のどれがいいのか。
これは今のようにご近所付き合いなどが減っている時代には、かなり大事です。
なぜなら、多くの家庭の拠り所が血縁関係だからです。
逆に血縁関係が当てにならないなら、新たな家族の形を創っていくことも1つの方法です。
ただ、これは、かなり難しいでしょう。法的にもそうですし、心理的にも。
もし、これがうまくできるなら、日本の将来はそれほど悲観したものではないかなと思います。