「怒りたくなることは、ありますか?」
今はなくても過去にはあっただろうし、実際に怒ってしまったこともあるはずです。
人は怒りたくなると、我慢せずに怒ることもあるし、我慢することもあります。
我慢すると当然、それはストレスになります。
そして、我慢せずに怒るとストレスになったり、ならなかったりします。
怒りが沸くのは思い通りにならないからです。そして、怒ることで思い通りになったら、ストレスがなくなります。しかし、怒ってもやはり思い通りにならなら、ストレスがさらに大きくなります。
思い通りにならなくて、怒りが沸いた時の対応とその結果をまとめると、こちら。
(1)怒らずに我慢する ⇒ ストレスになる
(2)怒る。そして結果が思い通りになる ⇒ 思い通りになるまではストレスがある
(3)怒る。そして結果が思い通りにならない ⇒ さらにストレスが増える
いずれにしても、怒りを感じることはストレスとなります。
一方、怒りの感情を感じた時に、許したらどうなるでしょう。
許すとは、自分の思い通りにならないことに対して、「まあ、いいか」と受け入れてしまうことです。
思い通りにならない時、すぐに許せることもあるし、最初に怒りを感じることもあります。
その結果をまとめると、こちら。
(1)許す ⇒ ストレスにならない
(2)怒りを感じるが許す ⇒ 許すまではストレスがある
いずれにしても、許すことでストレスは少なくなります。
思い通りにならない時の2つの行動「怒りと許し」。比べるとわかりますが、許した方がストレスは明らかに少なくなります。
つまり、自分のストレスをなるべく少なくして気持ちが穏やかで幸せに生きたいなら、許すほうがいいということです。
現実的に許せなくて怒ってばかりだとしても、今、客観的に「許した方が怒るよりもいいんだ」と理解することで、今後、思い通りにならないことがあった時に、このことに気づけるはずです。
だからこそ、このように怒りや許しについて、深く考えたり、分析することは大事なんです。