私達は常に考えています。
考えようとしなくても、あれこれと思い浮かんでいつの間にか考えています。
考えない時は、一生懸命に何かに打ち込んだり、必死で危険から逃れようとしているなど、考える余地がない時だけです。
考えることは、私達の暮らしを豊かにしたり、楽しくしたり、進歩させます。
ですが、一方で考えるからこそ、苦しみが生み出されます。
この世界は、今しかなくて一瞬一瞬が生まれては消えていきます。瞬間の世界です。
ですが、私達人間は、今にいつもいるわけではなく、思考することにより過去や未来を頭の中に創り出します。
この創りだした過去や未来の考えが、苦しみの元になります。
実際に苦しいなって感じている時、あたまの中で何を考えいているかに気づくようにすると、これがよくわかります。
もし、苦しんでいる時に考えたことを考えなければ、苦しみは一瞬で消え去ります。
ですが、苦しんでいる時に苦しみを生み出す考えを考えたくないと思っても考えてしまうはずです。
それはなぜでしょうか。わざわざ苦しみを生み出すものなら、考えなければいいのに。
それは、苦しみを生み出す考えを創りだして、自分に対して本能的に恐怖感を感じさせることにより、なんとかこの状況を改善せたいからです。苦しみにも意味があるってことです。
例えば、病気になってしまい働けなくなり、これからどうやって暮らしてったらいんだろうと、考えてしまい苦しんでいるとします。
この苦しみの原因は、
「病気になって働けない。だから、生きることができない」
という考えにより恐怖を感じて、この恐怖を感じたくないが、そのためにはどうしたらいいかがわからないために苦しみます。
もし、
「病気になって働けない。だから、生きることができない」
という考えを持たなければ、恐怖も感じないし苦しみもありません。
考えは悪くもよくもありませんが、苦しみを生み出す考えばかりをしていたら、苦しみがストレスとなり、心身を病んでしまいます。
もし、苦しみを味わい続けたくないなら、恐れを感じ苦しみを生み出すようなことを考えないようにするのが一番です。
ただし、まったく考えないと逆に恐れや苦しみが全くなってしまい、ただの呑気な人になってしまうかもしれませんが。