誰もが時間を知ってますし、体験しています。
でも、時間が何かを明確に説明できる人はいません。
スピリチュアルの世界では時間はないといっています。
確かに、今という瞬間しかないので時間はないとも言えます。ですが、生きていくのに時間がないととても不便ですし、時間がないと人生など成り立ちません。
動物や植物などは、時間を意識してないかもしれません。彼らは今を生きているからです。だから、明日の心配(明日もちゃんと生きれるかな~、など)をしません。
時間が、人間特有のものであるとしたらそれは、人間の思考と関係があるはずです。
人間は記憶をします。そして、最初に記憶したことと次に記憶したことに時間差を感じます。だから、昨日食べたご飯と今日食べたご飯などと認識ができます。
現代物理学では時間をこの世界を司る物差しとして捉えています。
空間は3次元です(縦、横、高さ)。そして時計も次元の1つと考えて、空間と時間を時空と呼び、合わせて4次元となります。
つまり、人が生きているのは4次元という世界です。だから、物理世界では時間は存在するものとして捉えています。
時間は、「ないもの」、「あるもの」どちらなのでしょうか?
どちらも正しいし、間違っていると思います。
時間をどのようなとらえ方をするかにより、「ないもの」にも「あるもの」にもなるからです。
普通の人や物理学において、時間はあるものとしてとらえた方が都合がよくなります。
その方が生活しやすいし物理法則もちゃんと成り立つからです。
ですが、物理の世界では時間と関わりのある過去や未来について、新たな考えが定着しつつあります。
それは、過去や未来すべての時間がすでに存在しているという考えです。つまり、一瞬一瞬の今という世界が、ビッグバンから未来の果てまでずっと続いているというのです。だからこそ、時間は空間と同列の次元となっているんです。
ここでは時間を経過するものとしてではなく、1つの次元(軸)として考えています。
この考えだと、空間の3次元と時間の1次元は、すべてが座標位置で表されます。
座標軸が決まれば、場所と時間が決定されます。
例えば、私が今、部屋にいてじっとしているとすると、場所の座標は同じで変わらないのですが、時間の座標軸はどんどん変わっているということです。
この時、私は時間軸上を移動しているように見えますが、もし、過去から未来が全部存在しているなら、私は移動しているのではなく私は無限に存在していて、私の意識がフォーカスだけが時間軸上で変化しているに思えます(RPGゲームをしてキャラクタを操作そしているのが私の意識)。
だとしたら、私は本当は4次元ではなくそれ以上の次元からこの世界にアクセスしていることになります。
ただ、4次元に生きているとそのような実感はまったくありませんがw。
今、バーチャルリアリティー(VR)の研究がかなり進んできてます。とても興味深いです。
VRを使うと場所や時間の移動は自由にできます。
たぶん、VRの研究が進むと、過去、未来、現在、時間などについてもっとわかってくるのではないでしょうか。
私の考えでは、時間は変化を捉えるための尺度として利用しているだけかと思います。つまり、空間の位置と同じです。
それ故に「今」は意識がそこにフォーカスしているだけなので、意識のフォーカスを「過去」に向ければ過去に、そして「未来」に向ければ未来に移動できると思います。
つまり、時間移動はタイムマシンを使わなくても意識を切り換えるだけで可能になるということです。
実際に私達は想像するだけで、過去や未来に行くことができます。ただし、リアリティーを感じないので、実際に過去や未来に行けるという感覚はありません。
ですが、VRを使うことでこれが可能となります。だから、VR技術の進歩がこの現実世界のリアリティーの解明に役立つはずです。
おそらく100年後には、意識や次元などの解明がさらに進み、今からみたら驚くべき世界になっているはずです。