恐怖感。
これは、人の行動を左右する大きな力を持っています。
一般的に恐怖感は嫌なものとして忌み嫌われます。
もし、恐怖感がなければ何事も躊躇なくできます。恐怖感があると、恐怖感を感じたくないと思ってしまい苦しみます。
ですが、恐怖感は悪いものでもないし、いいものでもありません。
単に人が自分の尺度で恐怖感はよくないものと決めてしまっているだけです。
恐怖感には存在理由があります。
恐怖感があると、危険だと感じてそのための備えができるので生き延びるために役立ちます。
恐怖感があるからこそ、将来を見据えて貯蓄をしたり、保険に入ったりします。これは、安心感につながります。
ただ、できれば必要な時には恐怖感を感じ、そうでない時には恐怖感を感じたくないと思うのが人間です。
今回は、恐怖感を克服する方法について考えてみます。
まず、結論からいえば恐怖感を克服するには、
1、恐怖感を感じる考え方をやめる
2、恐怖感を感じる考えを考えない
3、恐怖感を感じても平気になる
以上の3つの方法があります。
例をあげてみます。
1、恐怖感を感じる考え方をやめる:犬は噛むから怖い ⇒ 犬は噛まないと考えを変える
2、恐怖感を感じる考えを考えない:犬は噛むから怖いという考えを持っているが、その考えを考えない
3、恐怖感を感じても平気になる:犬は噛むという考えを持っていて恐怖を感じるが、その恐怖を感じ続けることでそれに慣れ恐怖感が小さくなって平気になる
どの方法がいいとか悪いとかはないです。
どれでも恐怖感は克服できます。
私が水が怖くて泳げなかったことに関しては、「恐怖感を感じても平気になる」で克服をしました。
今でも水への怖さはゼロではないですが、以前まったく泳げなくて怖かったよりも恐怖感はないですし、泳ぐ時の恐怖はほとんどありません。
難易度から行くと、2が最も簡単にできるかと思います。考えないだけでいいので。とはいっても人によっては難しいこともありますね。
世の中的には3が多いのではないでしょうか。アメリカなどチャレンジ精神旺盛な国だと間違いなく3でしょう。また、1もあるでしょう。
いずれにしても、恐怖の質や大きさ、恐怖を感じる人の性格などにより自分にとって一番克服しやすい方法を選べばいいと思います。
大事なことは、恐怖感を克服する方法は1つではなく複数あり、どれを選んでもいいということです。
上記3つ以外にも、セラピーを受けるとか、前世療法を受けるとかあるかと思いますが、特殊なので入れてません。ただ、これらにしても上記3のどれかに当てはまると思いますが。