今日も死について。

私は死を普段あまり意識しませんが、本当に死を意識すると今を生きていることがとてもありがたく感じられて心から感謝できて、涙が出てきます。

死について考えると恐怖を味わってしまいますが、死をリアルに考え、そして今、死を考えて生きている自分に意識を向けると、生がよりリアルになるので感動してしまうんです。

単に死について考えただけだと、ありがたさを感じきれないかもしれません。

例えば、震災とか津波とか事故とか、そういう九死に一生を得るようなことに出会った時、

「生きていてよかった」

と心から思えるし、その時生きていることはありがたい。心からそう思えるはずです。

生きていることを感謝することは、今にいることです。

なぜなら、生きているのは今だからです。私達は今にしか生きれません。過去も生きていたと感じたのは今ですし、未来に生きていると感じるのは今です。

生をありがたいことだと思って生きると、心は落ち着き安定します。

心を病んでいる時は、思考モードに入っていて生きていることに意識がいかないのだとお思います。

なので、心が病んでいる時に自然の中で生きてみるのは、生を意識するいいきっかけになるかもしれません。

生きることが生の経験ではなくバーチャルのように思えてしまう現代。でも、パソコンやネットや車や機械やエネルギーなど、文明社会をささえているものがなければ、身体ひとつで生きてくことになり、まさにリアルに生を感じられるのではないかと思います。

自分の身体だけを使って生きることは、生を意識するのには効果的です。