仏教の祖と言えば、釈迦です。
そして、仏教は釈迦が亡くなってから2500年間続いていますが、釈迦の教えとは異なる仏教も生まれています。
それは、大乗仏教と呼ばれるもの。
釈迦の仏教は上座部仏教です。
この2つ、上座部仏教と大乗仏教の違いは簡単に言えば、自力と他力です。
自力とは、自分で修行して悟りに至るということです。他力とは偉大な力に祈ることで悟りに至るということです。
日本では大乗仏教が伝わったのでこちらが主流となりました。
また、日本では古くから神に祈るということがされていたので他力は受け入れやすい土台があったのかと思います。
生きていく上では自力も他力もどちらも必要です。
一人では生きていけないが、他人に依存し過ぎてもダメ。
そういう意味では自力も他力も合わせ持ち生きるのが人の世でしょう。
仏教で悟りを納めるのなら、どちらがよいのでしょうか?
こういう問いはたぶん、正しく答えられないのかなと思います。
他力でやるなら、何もしなくてもいいってことではなく祈りはするので自力もあります。
自力でやるなら、修行すればいいですが、一人でやるわけでなく他の力も必要です。
なので、自力にしろ他力にしろお互い支え合っているわけで、自他力ということになりウェイトが自力が多いか他力が多いかの差があるだけという見方もできるように思えます。