NHKのNHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった~プレシジョン・メディシンの衝撃」を見ました。
ガン治療が劇的に進化しているようです。
今までの抗がん剤は、部位別に治療薬が用意されていました。
例えば、胃ガン用の抗がん剤、甲状腺ガン用の抗がん剤などのように。
しかし、この抗がん剤だと効き目がいまいちで、3割程度。
新しいプレシジョン・メディシンは、ガン細胞の遺伝子の異常に着目して、特定の遺伝子異常に効果がある抗がん剤(分子標的薬)です。
この場合だと、抗がん剤の効き目が7割ぐらいに。
つまり、今までガン治療をしても治らない人も治るようになってきているってことです。
手術でガンを根こそぎ取るのが一番よいそうですが、ガンがいろいろなところに転移してたり、高齢で手術が難しかったり、ガンの場所が手術ができないところなどいろいろな理由でガン手術ができないことがあります。
そういう場合は抗がん剤や放射線によりガン治療をするしかないんです。
日本では、プレシジョン・メディシンは、SCRUM-Japanが行っていますがまだ臨床段階で肺がん、消化器がんについて行ってます。
アメリカではプレシジョン・メディシンが進んでいてどこの病院でも受けられるようになっています。オバマ大統領もプレシジョン・メディシンを推し進めていてお金を出してます。
そして、AIと組み合わせることでガン治療薬をコンピュータが見つけられるようになってきてます。
以前はガンは不治の病と言われて、ガンになったら死を覚悟した人が多かったようですし、今でもまだガンになったらショックを受けると思います。
しかし、医学の進展はめざましく10年もしないうちにガンの治療方法はさらに進化して末期のガンとなっても治療が可能になるかもしれません。
ただ、ガンの薬が高いので保険適用になるかどうかは問題です。
また、いくらガン治療が進化してもガンにならないことは大事ですし、そのためのガン予防も重要です。
それにしても、医学の進歩は早く、今後の医学は遺伝子とコンピュータテクノロジーを中心に回っていくように思います。