NHKのこころの時代で基督教独立学園高等学校の前校長の安積力也さんの話しを聞きました。
キリスト教を信じてキリスト教を教えている先生の話しですが人間の内面を深く掘り下げる内容でした。
「何を恐れるのか?」
凄い質問です。
私達が自分らしく生きれなくて窮屈な生き方をしてしまい苦しくなってしまう原因がこの恐れです。
で、話しの中であるワークが紹介されていました。
1、自分が恐れているものをたくさん書き出す
2、その中でもっとも恐れているものを3つ書き出す
3、その恐れを解消するためには、何が必要かを書き出す
これを先生が子供達に課題としてやらせた結果、どの子供達にも共通する恐れが
「時代」と「親」だったそうです。
時代を恐れるのは、未来の希望が見えないからなのかと思います。
また、親を恐れるのは、親自身の恐れが子供に反映されるからだと思います。
そして、先生は、「私達大人は、子供達に自分の恐れを背負わせているのではないか」と言っていました。
だからこそ、子供達はそれを恐れてしまうんです。
例えば、親は「勉強しなさい」とか「いい大人になりなさい」とか言ったとしたら、それは、「勉強しないとダメだ」、「いい大人にならないとダメだ」って脅していること、つまり恐れさせているともとれます。
親は子供を怖がらせるつもりはないです。むしろ、子供のために言っています。ですが、さらに親の内面を見ていくと、
親自身が、「子供が勉強せずにいると、将来どうなるかわからないから不安だ」、「いい大人にならないと人から好かれない人間になってどうなるか不安だ」というような、親自身の恐れが根底にあるのです。
実はこの番組の途中で号泣してしまいました。
なぜかというと、自分の琴線に触れた内容だったからです。
「私は私を信じていない」
これは私がずっと前から持っている信念なのですが、あらためて実感したので号泣しました。
なぜ泣いたのか。それは気づいたことが嬉しかった(嬉しかったのは潜在意識?)とも言えますし、申し訳ないと謝罪の念のためかもしれません。
さっき、泣いたばかりですが理由がはっきりしませんw。
ただし、とてもスッキリしています。癒やされた感じです。